動物生態学研究室
今井 健介(動物生態学・教授)
自己紹介・メッセージ
専門分野の生態学では、昆虫と植物の種間関係について研究しています。それぞれの昆虫の形態や生態が、どのような「生き残り戦略」として進化したのかを、進化生態学的手法で調査しています。近年では、生物の3Dモデル教材の開発と発信にも取り組んでいます。
理科の学びでは、「わからないこと」との出会いを大切にし、「わからない」状態そのものを楽しむ姿勢が大切だと思っています。「わからない」を見逃さずに面白がり、自由に考え、深く調べ、考察する。そして、その考えを他者に伝え、対話の中で深め、得られた結論を自ら問い直す。大学ではこのような営みを大事にし、その良さを伝えていけたらと思います。
現在の研究テーマ
1.植食性昆虫と植物の相互作用の研究
植物と、それを食べる昆虫との間で繰り広げられる「せめぎ合い」を、生態学的な視点から研究しています。植物が身を守るために進化させてきた仕組みと、それを乗り越える昆虫の適応戦略に注目し、両者の関係を明らかにすることを目指しています。
2.生物のICT教材の開発と活用
様々な視点から詳しく観察できる高精細な三次元モデルを用いたICT教材の開発を行っています。教員の負担軽減を図るとともに、児童生徒がそれぞれの視点で同一の対象物を観察し、協働的に学習できる観察環境の構築を目指しています。
研究業績
※著書・論文や学会発表の一覧については、京都教育大学の研究者総覧をご覧ください。
主な担当授業
【学 部】
昆虫学、生物学Ⅱ(共担)、小学校理科教材論(共担)、生物学実験(共担)、生物学基礎実験(共担)、理科教育総合演習 ほか
【大学院】
理科教育実践演習 ー生態学ー、教科内容教材論 -理科-(共担) ほか
※シラバスは、京都教育大学のシラバス検索ページから検索可能です。
卒業論文・修了論文などの指導について
昆虫などを題材に、生物の生態を研究します。身近な生物や教科書に登場する生物を実際に飼育・観察しながら、「なぜそのような行動や特徴が見られるのか」を考え、生態学的な視点で研究することを大切にしています。
【卒業研究】
- ナミアゲハ幼虫の適応的な表現型可塑性
- アカメガシワに共生するアリ類の植物体上の分布および行動
- は虫類と両生類の比較を可能とするICT教材の開発
- アリ類ワーカー集団の行動観察法
- カブトエビ幼生の飼育条件の検討
- アマガエルの体色変化
- 経験がオカダンゴムシの交替性転向反応に及ぼす影響
【修了論文】
- 高等学校生物における自己説明を取り入れた授業の開発と実践
- 主体的な学びの実現に向けた授業のデザイン
連絡先
〒612-8522 京都市伏見区深草藤森町1番地
京都教育大学 教育学部 理学科 動物生態学研究室
お問い合わせ先:imai at kyokyo-u.ac.jp
研究室ホームページ:https://natsci.kyokyo-u.ac.jp/~imai/