無機・分析化学研究室

向井 浩(分析化学・教授)

自己紹介・メッセージ

 研究テーマのkeywordを一言で表すと「物質循環」になります。「物質循環」は、世代を引き継いで続く「持続可能な開発」を実現する上で、鍵となる条件と言えます。適正な「物質循環」を導くためには、水、金属、バイオマスといった資源を再利用、再生産する技術とその原理を開発したり、地球上での物質の移動の様子を調べたりすることが必要です。その際、検出、定量、分離といった分析化学の手法が役に立ちます。分析化学をもとに、物質循環をテーマとした研究を展開しています。

現在の研究テーマ

1.分離化学に関する研究

 特定の化学種を夾雑物の混じった水溶液から分離するための膜分離についての研究を進めています。主な分離対象は希少金属です。希少金属の循環的利用を目指した分離・精製法の開発に取り組んでいます。

2.水圏化学に関する研究

 地下水中の主要元素、微量元素の分布についての研究を進めています。陸と海を繋ぐ地下水は、物質循環の重要な経路の一つです。特に、生態系に影響を与える微量金属の動態に関心を持ち、調べています。

3.化学教育に関する研究

 化学反応を定量的に捉える分子模型教材の開発、表計算ソフトを利用した高校化学の教材開発に取り組んできました。物質循環の視点で展開するESD(Education for Sustainable Development)にも興味があります。

研究業績

※著書・論文や学会発表の一覧については、京都教育大学の研究者総覧をご覧ください。

主な担当授業

【学 部】

化学Ⅰ、化学Ⅱ(共担)、化学基礎実験(a)、化学教育実験(共担)、化学実験(共担)、無機・分析化学概論、小学校教科内容論理科(共担)ほか

【大学院】

教科内容構成論 -理科-(共担)、教科内容教材論 ー理科ー(共担)、理科教育実践演習 ー分析化学ー

※シラバスは、京都教育大学のシラバス検索ページから検索可能です。

卒業論文・修了論文などの指導について

 「卒業論文」は最終学年の通年に亘る研究活動で、これまでの学びを実地に生かす機会となります。自主的な創意工夫によって、未知の事柄を明らかにしていく探究的な活動として、「卒業論文」に取り組んでもらいたいと思います。

【卒業研究】

2026年
  • 液膜輸送に関する研究
  • 地下水の分析に関する研究
2025年
  • 液膜輸送に関する研究
  • 定性分析に関する研究
2024年
  • 液膜輸送に関する研究
  • 中学校理科の教材開発に関する研究

【修了論文】

中学校理科における操作型教材の開発と実践

連絡先

〒612-8522 京都市伏見区深草藤森町1番地
京都教育大学 教育学部 理学科 無機・分析化学研究室
お問い合わせ先:mukai at kyokyo-u.ac.jp